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三春町内の清掃活動を行いました

  10月12日(火)、2学年の生徒が町内の清掃活動を行いました。

 参加した生徒は、インターンシップに参加している生徒と特進クラスを除く118名で、4班に分かれて活動しました。

 この日は、福島中央テレビで毎週月曜日に放送されている「ゴジてれChu!」の「ブンケン歩いてゴミ拾い」で知られる鈴木文健氏(以下 ブンケンさん)をお招きし、出発前に話をしていただきました。

    あいにくの雨模様でしたが、ブンケンさんの興味深い話やゴミ拾いに対する思いが生徒の心に火を点し、やる気スイッチも一気にオンにしてくれたようです。参加生徒はゴミ袋を片手にJR三春駅方面や八島台方面へ、各班それぞれの目的地へと向かいました。体育科の生徒はバスでさくら湖へ向かい、ブンケンさんもさくら湖コースに同行しました。

   「ところで三春町ってゴミはあるの?」

    ブンケンさんが出発前に投げかけた質問です。

   「きれいな町なので、あまりないと思います」

    ある生徒が答えました。

    2時間弱の清掃活動でしたが、さくら湖コースでは軽トラックの荷台がいっぱいになるくらいのゴミが集まりました。この日、集めたゴミは三春町役場の方々に回収していただきましたが、総量約90kgだったそうです。

    ブンケンさんは、「ゴミは拾っただけ町はきれいになる、町がきれいになれば県が、そして国がきれいになり世界がきれいになれば、平和で素晴らしい世界が実現する」とおっしゃっていました。そういう意味でゴミは「希望のかけら」なのだとも。

   「三春町にもこんなにゴミがあるなんて」

   「こんなところになぜこんなゴミが・・・、信じられない」

    雨に濡れ、軍手を真っ黒にしながら90kgにも及ぶ「希望のかけら」を拾った生徒たちの表情はとても凜々しく、輝いていました。

    大量のゴミを前にした驚きや憤り、そして活動終了後の達成感。この日の活動をとおして見えてきたものや感じたことはたくさんあったようです。

    いつも以上に生徒が頼もしく見えた、そんな一日でした。